INTERVIEW

インタビュー
Interview.01

イラストレーター

30年以上を経ても変わらない1つの思い。

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Illustrator

1990年 中途入社(入社29年目)

森 眞二

イラストレーション部/イラストレーター

イラストレーターへの道を切り拓いた、2度の決断。

イラストレーターへの興味は高校の頃からありました。ただ目指すには時期的に遅かったことと電子工学の分野にも興味があったので、大学は電子工学部に進んだんです。でも入学後も絵のことばかり考えてて、やっぱり好きな絵をやりたいと2年で退学を決意。そして専門学校へ進みイラストレーターを目指すことにしたのです。

しかし卒業後の8年はフィニッシュワーク(版下)とデザイン会社でイラストレーターとは違う仕事をしていました。転機は30歳という節目を迎えた時。恐らくこれがイラストレーターになる最後のチャンス、動くなら今しかない、その思いで会社を辞め、3ヶ月間転職活動のための作品作りに没頭しました。そうして始めた転職活動でレバーンに出会いました。

レバーンの最初の印象ですが、他社の選考時にある面接官は、持参した作品の数や作品の善し悪しばかりが見られる中で、現会長である匹田さんは作品を見て「これ描いてる時、楽しかったでしょう?」って言ってくれたんです。あぁこの方は本当に絵が好きなんだなって思いました。二次面接では社内のイラストレーターさんとも話しましたが、皆さん若くて腕のある人ばかり。
ここならスキルも得られるしやりがいもあるだろう、そんな期待を抱いて入社したことを覚えています。

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アットホームな雰囲気に飲まれない、プロとしての意識。

普段心がけていることといえば、出社してすぐ仕事を始めるのではなく、近くの席の子たちと簡単な会話をしてコミュニケーションをとること。仕事とは関係ないことですが、挨拶のトーンや雰囲気でその人の気持ちや状況がなんとなくわかるんですよね。そういうことって大事なんじゃないかなと思っています。

レバーンの良さは皆言ってますけど、やっぱりアットホームなところですね。
特にイラスト部は雰囲気が良くて楽しいイメージがあります。でも制作面ではプライドを持っていい作品作りをするという意識を持っていますよ。
しっかりした作品でないとお客様には出せないと、チェックは厳しく。いい雰囲気を保ち、ベストコンディションの状態で仕事ができないとやっぱりいい作品は作れないですが、その雰囲気に飲まれてしまうと甘えが生じて却ってダメになってしまいますからね。その点に関しては、皆プロとしての意識を大事に持って仕事に臨んでいます。

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絵を描くことが好き”その気持ちで歩み続けた29年。

レバーンに入社して今年で29年目です。
昔は弊社の提出した作品に対してのクレームでお客様のところへ頭を下げに出向いたこともありました。今となってはいい経験だったと思っていますが、そういったことや繁忙期に泊り込みでクタクタになるまで働いたりと、思い返せば大変な局面も確かにありました。
でもこうして今日まで続けてこられたのは、ひとえにイラストレーターの夢を追い始める前から変わらず、ずっと“絵を描くことが好き”だからなんですよね。つらくてこの仕事をやめたいと思ったことは一度もありません。よく会社で描いて家でも描けますね、なんて周りから言われますが、それくらい絵が好きなんです。

だからもしイラストレーターへの道を考えている人がいたら、得意不得意ではなく、上手い下手でもなく、好きかどうか、その気持ちを大事に進んでいって下さい。
仮に今は実力不足だったとしても、好きな気持ちで努力を続けていけばきっと結果はついてきますよ。
わたし自身、入ったばかりの頃とほとんど気持ちは変わっていません。
今でもまだまだだこれからだと思ってますからね(笑)