INTERVIEW

インタビュー
Interview.03

デザイナー

才能も大事だけど、それ以上に
ポジティブで努力を惜しまない姿勢。

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Designer

2002年 新卒入社

新井 健太

デザイナー

新卒採用の場合、学生時代に熱中したことや心に残っているエピソードなどありますか?

イラストやデザインの授業では、当時パソコン(iMac)が導入され始めたばかりだったこともあり、パソコンソフト(PhotoshopやIllustrator)での絵の描き方、色の塗り方、フォントの使用方法などをいろいろ模索していました。パッケージデザインやオリジナルフォントを制作するのが楽しかった記憶があります。
まだアナログが主流だったので、デッサンなども本格的に勉強していたと思います。また、同級生の描く絵に影響され、自分の絵柄の幅が広がったことがとても感慨深く良い思い出です。(当時の友人には感謝してもしきれません)
学校が渋谷だったこともあり、常に流行を感じられたのが今に繋がっていると思います。

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レバーンに入社をした理由を教えてください。
なぜ今の業種、職種を選んだのかも詳しく教えてください。

子供の頃から絵を描くこと、ものを作ることが好きで、学校を卒業したら、フリーではなく、絵やデザインに関する仕事に就きたいと思い、イラストレーターもしくはデザイナーを募集している会社を探していました。ですがイラストレーターを雇う会社はほとんど無く、デザイナー募集に数社応募しましたが、新卒を雇う会社もなく、とても苦労した覚えがあります。
そんな中、学校の掲示板で当時(2002年)ではとても珍しかった、デザイナー、イラストレーターなど様々な職種のスペシャリストが一つの会社の中で活躍されているレバーンを見つけ、偶然イラストレーターを募集していたので、自分の好きなもの・得意なことが活かせて、いろいろ勉強できるのではないかと思いすぐに履歴書を送付した記憶があります。 幸運にも新卒でイラストレーターとして入社することができました。

入社前と入社後の印象や違いなど思うところを教えてください。

入社してまず感じたのは「責任の重さ」です。
甘えが全く無く、一人一人が責任感を持って何事にも取り組んでいて、目標を達成するまで努力を惜しまない姿勢に、新卒で右も左も分からない当時の自分はとても感銘を受けた記憶があります。
また、仕事が次から次へと止まることなく続き、さらに複数の案件を掛け持ちすることが新鮮でもありとても大変なことで、自分で「スケジューリング」し「クオリティをいかに保つか」も求められる世界だということを体感しました。自分の技術向上に注力することもそうですが、社員の方とのコミュニケーションなどで新たな技術やメンタル面も鍛えられていくと感じました。

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どんな仕事をしていますか?役割など教えてください。

現在はイラストの仕事とデザインの仕事がほぼ半数ずつくらいです。
イラストレーターとしては、キャラクターデザイン・カットイラスト・イメージ図・似顔絵など。
デザイナーとしては、ポスター・チラシ・パッケージ・カタログ・ゲームタイトルロゴなど。
他の部署・デザイナー・イラストレーターと連携しながら制作する際は、お客様の求める制作物のクオリティを保つ役割も担っています。直接お客様から受注を受け、お見積もりからタッチ見本の提案などのやりとりをしながら制作〜納品までを承っています。

自社ならではの仕事のやりがいを教えてください。

・仕事で気に入っているところ
自分の得意とするタッチや、デザインを活かせることが多いこと。
イラスト、デザイン両方の良いところを見極めながら使い分けられること。

・成長を感じる瞬間
得意分野ではない仕事を受ける際、不安があるがいざ制作し始めると自分でも思った以上にスムーズに進めることができた時。
不得意でもチャレンジすることで想像以上の力が発揮されることが多々ある。

・モチベーションとなるポイントなど
イラストでもデザインでも、自分の思い通りの作品が作れた時。
納得できるクオリティで、お客様に喜んでいただいた時。
リピートで仕事の依頼をいただいた時。
自分の制作した作品が見える形で世に出て、生活のすぐそばで反応が見れた時。

嬉しかったこと、成功体験を教えてください。
具体的なエピソードなどあれば具体的に教えてください。

ゲームのロゴ制作は大手のメーカーさんとのやりとりをスムーズに進行させるため、初回の提案の際にアイデアラフを何十種類も作成し様々な方向性からどのアイデアがゲームのイメージに近いのか検証します。さらに方向性を絞り再度アイデアを提案していきます。妥協なく何度か繰り返したのちお互いの納得のいく完成形に落ち着きます。
これはゲームロゴに限ってのことで、初めてゲームの仕事に携わった時から徹底しておりお客様に毎回とても喜んでいただいています。
その甲斐あってか、進行中の案件の打ち合わせの際に別案件も追加で依頼されることも少なくなく、嬉しい悲鳴をあげていました。
そのほか、レバーンの新年の挨拶回りの際にオリジナルイラストが入ったお年賀を手渡ししていて、ある時、自分が描いたイラストが入ったお年賀がきっかけで仕事の依頼が入り、とても嬉しかった思い出があります。
「真摯な対応は後の信頼を生む」ことを学びました。

今後の目標を教えてください。仕事面の目標、個人的な目標などです。

自分の長所は、作品制作の幅が広く一定のクオリティまで高められることだと思っていますが、短所はそれゆえに個人的な案件が多くなり、他のスタッフとの連携が取りにくくなることです。
長年の悩みでもありますが、長くご愛顧いただいているお客様もいる中で、自分を最大限活かせるものは何なのか、このコロナ禍でこれからどうしていくべきか、手探りではありますがひとつひとつ問題をクリアしていくしかない状況だと思います。
目先の目標は今依頼されている仕事を必ず成功させて次に繋げること、その積み重ねと、お客様からのわずかなチャンスを逃さないようする。
また、リモートワークが続く中で、他のスタッフとの連携もより強固にし、今後に備えたい。

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就職活動をされている方へメッセージをお願いします。
(自分の就職活動を踏まえてなど、どんな人が向いているか、一緒に働きたいかなど)

自分はどんな性格の人間なのか、何がしたいのかをまずはぼんやりでも見定めること、それから何が自分にとって向いているのか、どうすれば自分を活かせるのかを考えて、だったらどのような業種で、どんな人たちと一緒にやっていきたいかをイメージすることが大事なんじゃないかと思います。
私たちの業種は単なるサラリーマンではない、価値を生み出すことのできる業種だと思っていて、それぞれのこだわりややりがいをダイレクトで感じられるが、それ以上に苦労も絶えません。厳しいことを言うと憧れだけではこの業種は長くは続けられないと思います。具体的に言うと、ある程度のデッサン力、デザイン能力、発想力、応用力、コミュニケーション能力のどれか、もしくは全てが求められます。
また、才能も大事だけど、それ以上にポジティブで努力を惜しまない姿勢は社員全員のモチベーションに繋がるので、思い当たる人はこの業種に向いているのではないかと思います。